北海道新聞 平成14年11月28日木曜日 朝刊にて
ほっかいどう企業ファイルシリーズに掲載されました。
北海道新聞 平成14年11月28日(朝刊)

ほっかいどう企業ファイル 277
ネットで住宅見積もり

  地域経済の低迷で住宅着工数が伸び悩む旭川を地盤に、
  4期連続で増収増益を続ける住宅メーカー。
  昨年導入した「ネットホーム」が好業績を支え、昨年は11棟、
  今年は36棟と、受注の4割を占める。

 
  インターネットのホームページ上で好みの間取りの住宅を選び、
川村純一 社長   見積もりを出す。客からの資料請求やモデルハウス見学の希望を
            受けつけて初めて、営業マンが資金計画や土地の相談などに応じる。
客のもとに日参する従来型営業からの転換で経費を大幅に削減、建設費を従来比30%
減の3.3平方メートル当たり30万円以下に抑えた。 2階建て108平方メートルの場合、
販売価格は1050万円から。

 「目標はネットホームの全道展開。スケールメリットを生かし、さらにコストダウンを図る」
と川村純一社長。苫小牧、帯広、後志管内共和町の業者と提携し、自社のプレカット工場で
製造する住宅部材を納入、現地で組み立てる。来年にかけて函館、北見、稚内でも新たな提供先を選び、「道内6〜7割の地域を網羅したい」(川村社長)という。

 徹底した経費節減による低価格化を進める一方で、「おしゃれな家に住みたい」という顧客ニーズを満たす差別化戦略にも積極的だ。
 札幌市の建築家2人と提携し、10月に「建築家が設計する住宅」を江別市大麻に完成させた。基本設計料30万円で建築家が客の要望に沿った個性的なデザインの図面を描き、カワムラが工事に着手する。
  ヒノキ材をふんだんに使い、羊毛断熱材を取り入れた上級グレードの新製品「森林(もり)の雫(しずく)」も好評だ。

 近年、市場規模が拡大し続ける増改築部門の年間売上高は約8億円で、来年度は10億円を狙う。「安さ早さ日本一」を掲げ、他社より高ければ差額を返金するという最低価格保証制度とともに、キッチン、トイレは半日で、風呂はほぼ2日で工事を終えるクイックリフォームが売りだ。

 川村社長が最重要課題として挙げるのは「顧客満足の徹底」。アフターサービスはもちろん、顧客からの苦情や要望に対しては先延ばしせず、分単位の迅速な対応を社員に求める。工事現場の監理者8人のうち5人が女性で、「将来的には部門長や役員にも女性を積極的に登用したい」(川村社長)という。


低価格、迅速施工を売りにするカワムラの
リフォーム展示場 「増改館」

 
 = 沿  革  =
 川村純一社長の祖父の豊二氏が1918年(大正7年)、旭川市内に川村建具製作所を創業。父の武氏が66年、川村建具建材を設立。71年、自社設計監理の住宅建設に着手し、90年に「カワムラ」と改称。96年、上川管内東川町に全自動プレカット工場と技術者育成の高等職業訓練校を新設した。

= 会社データ =
▽社長 川村純一(42)=かわむら・じゅんいち▽本社 旭川市豊岡4の3 TEL 0166・32・3231▽資本金 7400万円▽従業員 79人▽事業内容 住宅建築、増改築工事▽ネットホームアドレス http://www.net-home.co.jp


決算内容(連結)
          売上高   
     経常利益
 2000年1月期  40億5000万円   1億4700万円
 2001年1月期  41億5000万円   1億6700万円
 2002年1月期  41億8000万円   1億7600万円

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